top of page

赤い褌

衣服は、自分の内側と外側の境界であり、また外の世界と繋がるための導管。
下着は、自分の肌に一番近い布であり、また自分から一番遠くのものと繋がるための道具。
意識は、血管を通じ、肌を通じ、下着を通じ、上着を通じ、外の世界へと放たれる。
手縫いのふんどしの着心地を忘れて100年経った。たったの100年、まだつい最近。
ふんどしは、包んで守り、緩めて放つ。
ふんどしは、風の道。
ふんどしは、平和の鎧。
ふんどしは、日本の心。
その歴史は、1400年。
へその下、紐を結んで、気を引きしめて、太古の記憶を取り戻せ。

bottom of page