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Nilgiri-India
2024.06
銀河の谷と書かれた看板に従って、バイクは山の奥へと進む。木々が鬱蒼と茂る日本の里山と違い、ここの山は見渡す限りお茶の木で埋め尽くされている。
一面青く茂る茶の木の間に、時たま発色のいいピンクや黄色の服を着た茶摘みの女性たちが立っているのが見える。収穫した茶葉がパンパンに入った半畳ほどの袋を頭の上に乗せて、斜面を上がってくる女性とすれ違い様に目があうと、笑顔をこちらに向けてくれ、嬉しくなった。収穫したばかりの茶葉の甘い香りが鼻を掠め、
一面お茶の山岳地帯にいるというだけで気分が高揚した。
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